こんばんは、元簿記講師です。
私が簿記講師を辞めてから、十数年経過し現場を離れて久しいですが、先日書店を除くとやはり、簿記検定試験受験向けの書籍がたくさん売られており、現時点でも就職等に有効な資格試験として地位を守っていると確信しました。
そこで、これから経理職に就くことを目指している方には、まず簿記検定を受験して基礎知識を取得していただくことが近道となります。
現在実施されている簿記検定試験は3種類
それぞれ、主催している団体が違いますが、日本商工会議所が主催しております日商簿記検定、全国商業高等学校協会が主催する簿記実務検定試験、全国経理教育協会が主催する簿記能力検定試験があります。
ちなみに、余談ですが、日商簿記検定試験のHPを久しぶり見たのですが、なかなか良い感じなっており、これなら学習を始めやすそうです。昔はものすごく固いイメージしかありませんでしたので。
この中でどちらの試験を受験するのがおすすめかと言いますと、私は簿記や経理が初心者の方にも無理なく学習していただく事ができ、かつ就職や転職にも役に立つをモットーに過去、講師業を行っておりましたので、今回もそれをポイントとして、独断にておすすめさせていただきますと、日商簿記検定試験の1点狙いで良いと思います。
転職には日商簿記検定試験受験がおすすめ
私は、買収された会社では経理と総務を担当しておりましたので、経理部職員を採用する場に参加することも多くありましたが、正直なはなし、私以外の者は簿記検定試験に種類が存在していることを知っているものが少なく、簿記〇級を持ってますといえば日商簿記検定のことだと勝手に解釈していることが多かったです。さすがに3級と2級があるぐらいは知っているようでしたが。ですので、初心者だけど、経理に転職したいと考えている方には是非とも簿記3級の学習から始めてほしいと思います。詳しくは後日このブログに記載しますが、2か月間週2回の学習と試験の直前2週間は毎日2時間程度過去の問題集に取り組むという、スケジュールを立て、それを実施していただければかなり高い確率にて試験に無事合格をしていただけると思います。
実際に役に立つの
ここで学習する簿記3級及び2級の内容が実際の業務にて直接役に立つかというと、実際には経理ソフトにて帳簿を作成して会社が多いため、〇〇帳といったものを作ることは少ないと思います。しかし、簿記の基本的な仕組み(借方、貸方等)を理解していることは非常に大事で、ここの知識が不足していると指示されたとおりの作業はできるが応用が利かない人となってしまいます。実際にそのような方に会うこともありました。
ですので、実際に役に立つし、資格取得すればバリバリ仕事ができるとは残念ながらいえませんが、これから経理関係の職を長くやっていきたいと考えている方にとっては今後、長い間役に立つ知識として重宝することは間違いないです。
さあ、始めよう!
簿記については全くの未経験だが、経理等の仕事に興味がある方、まずは簿記の学習から始めてみましょう。このブログが何かみなさまの役に立てればうれしいです。
次回は日商簿記検定の詳細や実際に講師をしていた私の思うところを書いていきたいと思います。
元簿記講師からは以上です。
簿記検定受験に向けて