こんばんは、元簿記講師です。
今日は、簿記検定3級受験そして合格のためのスケジュールについて書きたいと思います。よろしくお願いします。
2018年11月日商簿記検定3級受験スケジュール(独学の方向け)
例えば今回なら、11月の簿記検定3級の受験を目指して次のようなスケジュールを立てて学習を進めていきます。
9月 | 10月 | 11月 | 11月18日 |
---|---|---|---|
基礎学習 | 基礎学習 | 過去問題集 | 受験 |
今回は一般的な初心者や未経験の方を対象として独学で日商簿記検定3級に合格できるスケジュールを私のこれまでの10年弱の講師経験を基に検討しており、最低でも学習期間は2か月半から3か月は必要と考えます。よって、9月から10月の2か月間でまずは基礎的な内容を市販のテキストを使用して進めていき、その後受験日の2週間前程から直前対策として過去問題をひたすら解答していくこととなります。
私が実際に担当して講座では週2回、2時間の授業で学習を進めておりましたのでそのぐらいのペースで学習を進めていただければよいと思います。授業内容としては日商簿記3級の学習内容を12分野に分けて、講義と問題演習でそれぞれ1時間やっておりました。みなさんには、この問題演習をうまく絡めて簿記という特殊な内容をより効率よく記憶していく方法について伝えていけたらと思います。テキストを読んでいるだけでは合格するのはかなり難しいです!
独学で学習を進める時に一番の問題となるのはどのようにして継続していくのかということです。私も最近新たに、開示と税金(会社の業務のため)やホームページ作成(このブログ作成のため)の勉強を始めたのですが、毎日会社から帰宅した後に本を開いて勉強を継続するのは本当につらいと実感しております。しかし、日商簿記3級試験合格を目指す皆様は1週間に2回(連続しない日の方がさらに良い)の学習(必ず問題演習を含む)を継続してください。そうすれば、全ての範囲の学習が終了したときには簿記というものにもかなり慣れて、試験に合格するための準備が50%整った状態となります。のこりの50%は直前の過去問題をひたすら解答し、実際の試験問題の形式に慣れることによって完了となります。これについては、私のブログでもしっかりと押さえていきたいと考えております。
何度もしつこいですが私の講師経験上、日々の学習においても必ず問題演習を欠かさずに行っていただくことが必須です。合格するかどうかは直前の過去問題を用いた学習で決まることは間違いないのですが、いきなり問題に取り組むのは難しいため日々の学習から、簿記の問題というものに解答することに慣れていることが必要と考えます。
そして、最後に試験の2週間程度前から過去問題集をひたすら解答します。これは、みなさんが、簿記の問題という少し特殊なものに慣れるために必要な作業となります。
簿記とは学習しなければ知ることのない特殊なことなのです!
私が考える合格するために必要なこと
先程も書きましたが、簿記検定3級の資格を取得するためには必ず問題演習、さらに言うと直前の過去問題集をひたすら解答するという作業が必須となります。この作業を行わずに簿記検定試験に合格するのはかなり難しいと私は考えます。私見ではありますが、初心者の方で簿記検定3級の試験に合格することができず、失敗した方というのは、おそらく簿記のテキストを勉強するのに時間を要し、問題演習や過去問題集を解く時間がなかった方が多いのではないかと思います。(逆に問題演習中心にテキストを参考にしながら学習するぐらいの方が良いかなと思った時もありました)
みなさんにはこの過去問題集を解くという時間を少なくとも試験の2週間前より取っていただいて、試験当日を迎えていただきたいと思います。また、1日に1回分の過去問題を解いていただければ十分で、土日はカウントしませんので実質10回分程度の過去問題を解答し内容を理解していただけばよいということになります。
元簿記講師のまとめ
- 遅くとも試験実施日の2か月半前から学習を開始する
- 最初の2か月間はテキスト(確認問題解答は必須)による学習を行う
- 問題演習は学習開始時から必ず行い簿記の問題を解答することに慣れる
- 検定試験の2週間程度前より過去問題集の解答を始める
- 過去問題集は1日1回分で十分で試験まで10回分は解答し理解する
- 出題の傾向があるので過去問題は新しいものからやるのが良い、また、テキストも新しいものをおすすめします
以上となりますので、みなさん目標に向かって学習を進めてください。
次回は今回あわせてお話しようと考えておりました、私がおすすめする初心者向け簿記検定3級合格のためのテキストについて書いていきたいと思います。
元簿記講師からは以上となります。
簿記検定受験に向けて